あにょりもっも

気まぐれ旅行記みたいなものを目指したなにか

【乗船記】太平洋フェリー「いしかり」名古屋~苫小牧1330kmの船旅⑩ 青森県沖の朝

おはようございます。船は青森県沖まで進みました。

日の出時刻を案内してくれています。日の出を拝みたい方は参考にしてください。

東の空が明るくなってきました。が、東の空には雲が…

雲に阻まれつつも、朝日の幻想的な赤い輝きは伝わってきます…思ってたのとちょっと違うけど…

 

東の空の本物の太陽は綺麗に撮れませんでしたが、この直後に西側に綺麗な太陽が出現します。

苫小牧港を深夜に出発した、大洗へ向かう商船三井フェリーさんふらわあ だいせつ」です。こちらの船、以前苫小牧沖で車両甲板火災があり、あの時はあのまま引退してしまうのでは…なんて思ったのですが、この通りすっかり修復されて復帰しています。苫小牧~大洗航路に就く前は九越フェリーの「ニューれいんぼうらぶ」として、室蘭~直江津~博多という長大航路に就いていた船です。

(火災事故の後、痛々しい姿で室蘭港に帰ってきた「だいせつ」。この後、函館どつくにて修理された)

 

朝のひんやりした風を浴び、曇り空の下を航行する「いしかり」。

ずっと外に居ると冷えてしまうので、朝風呂を浴びた後は展望通路で海を眺めながらくつろぎます。

海を見ながらくつろいでいると、遠くにちょっと変わった形の船影を発見。慌てて外に出ます。

あ!?あれイージス艦じゃね!?!?

遠くてはっきりとは見えませんでしたが、おそらく海上自衛隊こんごう型イージス艦DDG-174護衛艦「きりしま」でしょう。舞鶴から横須賀へ帰る途中だったようです。

 

津軽海峡の出入口に差し掛かりました。津軽海峡は大型の貨物船が行き交う国際海峡です。新日本海フェリー敦賀→苫小牧に乗ると、大型の貨物船を次々と追い越していく楽しい体験が出来たりしますよ。津軽海峡フェリー青函フェリー津軽海峡を渡るのも良いですよね。

昨日よりも天気が悪いように見えますが、波は昨日よりずっと穏やかです。全く揺れを感じないですが、窓と水平線を見比べているとそれなりにピッチングしてます。どうやら船に揺られすぎて感覚がおかしくなってきたようです。

 

【目次】

①乗船~出港

②夕食(一回目)

③寝台

④船体動揺

⑤茨城~福島沖

⑥仙台寄港

⑦夕食(二回目)

⑧仙台出港

⑨第二夜

⑩青森沖 ←イマココ

⑪朝食

⑫苫小牧到着