エゾシカと衝突した件
…あれは7月某日の深夜のことでした。
私は日勝峠を帯広方面へと快走していました。
深夜の日勝峠はとても快適。ほぼ長距離トラックしか走っておらず、マナーの悪い車や運転のおぼつかない車に出会うことがほぼ無いのです。
しかし、そんな夜の峠道にも危険で厄介な相手が居ます。
やつらは突如として現れ、大損害を与え、時に命まで奪っていきます。
その正体は…
シカでした
体長140〜180cm、体重は80〜150kgほどの大柄な鹿が、北海道の山林や原野にはよく彷徨いているのです。毎年2000件以上も交通事故が発生しているようで、私もこれまで何度か道路にシカが出てくるのを目撃しては肝を冷やしてきました。
その日は日勝峠に辿り着く手前でもキツネが何匹も道路に出てきてあぶなッ!!!ってなってたので、動物には警戒していたはずでした。しかし、そのシカは私の車を狙ったかのようなタイミングで飛び込んできやがった。もうね、突然ボンネットにシカが乗ってきたみたいな感じ。死ぬかと思った。まあシカのほうは死んだんだけど。
有様 of the ご覧。
軽乗用車 vs エゾシカと考えると、これでも軽微な損傷と言えます。
シカ事故で廃車にするほど大破してしまう事だって結構あるんです。
もうね…もうなんかもうとりあえず自分の身体が無事で良かったって感じよもう…
この後、警察、損保会社、JAFに連絡をしてJAF委託業者の運搬車に乗ってぶっ壊れた車と一緒に帰ってきたわけですが、幹線道路の日勝峠なので当たり前のように携帯電話が使えましたが、これが携帯電話の通じない三国峠みたいな所だったらと思うとゾッとしますね…
ちなみに、輸送費と修理費は、車両保険でなんとかしました。保険に関して、実は契約内容がショボいやつだと野生動物との衝突の場合は保険下りないことがあるらしいので、少なくとも北海道を走るなら保障が手厚いやつに入りなさい。ヤバイわよ
ということで、私みたいな目に遭わないために、エゾシカ事故を防止するために気をつけるべきこととかいうのがこちら
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/est/ht/traffic_accident.htm
とかに載ってるわけですけど、ぶっちゃけ気をつけてたってあんな目の前に飛び出されたら対処のしようがない。なんなの?馬鹿なの?しかたないで済む話だと思ってんの?
ということで、一応対策グッズがあります。
車の走行風を取り込むことによって超音波を出し、シカに警戒してもらおうという代物。北海道ではそのへんのホーマックに行けばだいたい売ってます。最近ではこれを装備したレンタカーも増えているようです。50km/hくらい出してないと効果が無いとか、これ装備してても防げない事故もあるぞとかいろいろ言われてはいますが、まあ付けないよりは付けたほうがいいでしょう。安いですし。
というわけで、買いました。さっそくこれを取り付けて走っていますが、これの効果なのかは判断がつきませんが今のところは全くエゾシカとは遭遇していません。
というわけで7月後半と8月の殆どを代車で過ごす羽目に陥りストレスが溜まりに溜まった私は、久々の愛車にテンションがおかしくなり、一日で千歳〜帯広〜網走〜遠軽〜旭川〜千歳を回るという北海道の広さを舐めてる馬鹿が考えたような行程のドライブをするなどしています。しかもまた日勝峠経由で。ちょっとは懲りろよお前。
無事帰宅しました
— 螂・鄒ス迚ケ諤・ (@0beroffer) 2020年8月30日
というわけで本日の移動のルートと走行距離です pic.twitter.com/8BR1MMahTA