あにょりもっも

気まぐれ旅行記みたいなものを目指したなにか

【乗船記】ジャンボフェリー「こんぴら2」で行く高松〜神戸

※引き続き2020年3月の旅の様子をお送りいたします

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晴天の高松。まさに船旅日和って感じです。ところで、私が今から乗ろうとしているジャンボフェリーは、高松駅近傍のこの桟橋ではなく、ここから少し東に移動したところに乗り場があります。

f:id:oberoffer:20200501175653j:plainというわけで、送迎バスに乗ってレッツゴー。なお、このバスは無料で乗れます。

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バスに揺られることおよそ20分でフェリー乗り場に到着。前方に客室が偏った特徴的な形をした船が我々を出迎えます。

f:id:oberoffer:20200501180532j:plain客室上部のデッキから後部を見下ろすとこんな感じ。車両甲板が露天になっていて、車が入ってくるのを上から眺めることができます。

f:id:oberoffer:20200501181017j:plain定刻の1400に出港。短い四国滞在だったぜ…

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しかしこの船、こんな屋上って感じのとこまで上がることができてしまうので、眺めが最高ですねぇ。(※なお夜行便では屋上は閉鎖される模様)

f:id:oberoffer:20200501181617j:plain穏やかな瀬戸内海をのんびりと航行するフェリー。ほんま瀬戸内海って感じやで。

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ところで、客室内の写真が少ないですが、これには事情がありまして、「客席での写真撮影はご遠慮ください」とか貼ってあったんですよ。そりゃまあゆったりくつろいでいる人も居るのに客室内でパッシャパシャ写真撮ってたら煩いし鬱陶しいし怖いわな*1

船室はおおまかに「洋室」「和室」がありまして、こんな呼び方をしていますが前者が座席、後者がカーペット敷きです。なお全て自由席なので、繁忙期には争奪戦が勃発する模様。

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争奪戦の敗者のためのゴザまでしっかり用意されています。優しいんだか厳しいんだか…

なおこの便は幸運なことにガラガラでした。

 

暖かな日差しを浴びてうとうとしていたところ、急に大きめの音量で変な歌が流れて起こされました。

f:id:oberoffer:20200501183141j:plain近づいているのは小豆島の坂出港。到着の船内放送の前に歌を流すのがこのフェリーの流儀らしい。

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f:id:oberoffer:20200501183551j:plain坂出港は10分ほどの停泊ですぐに出港。なお、ここまでガラガラだった客室は、ここでそこそこの人数が乗船したため先程よりは賑わってきました。

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f:id:oberoffer:20200501184336j:plain小豆島を離れると、開けた海域に出ます。ここからしばらく単調な景色が続きます。

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折角なのでうどんでも食っておこうとか思ってたんですけど、流石に今日はうどんしか食っていないためコメが欲しくなり、おむすびを購入。何年か前に松山〜呉のフェリー乗ったときもこんなの船内で買って食ってた気がする。

f:id:oberoffer:20200517164826j:plainわあ、ふねがいっぱいだあ(小並感)


ところで、貨物船ばっかりだと思ってたら、なんかフェリーっぽい船影が居ますね?f:id:oberoffer:20200517165156j:plain

f:id:oberoffer:20200517165457j:plainこれは大阪と釜山を結んでるやつですねぇ…なんで平然と運航してるんですかねぇ…*2

なおこの船、元の名は「さんふらわあ くろしお」で、東京〜那智勝浦〜高知という航路に就航していたそうです。

f:id:oberoffer:20200517170321j:plainちなみに、このくらい離れてたので、望遠レンズが活躍しています*3

f:id:oberoffer:20200517170720j:plain後方には沈んでいく夕陽が

f:id:oberoffer:20200517171002j:plainそして前方には夕陽に照らされた明石海峡大橋が!

f:id:oberoffer:20200517171345j:plain先を行く貨物船の後に続いて速度を落として橋を潜りに行く

f:id:oberoffer:20200517171807j:plainかと見せかけて、この速度と針路、こいつ抜く気だ…!!

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f:id:oberoffer:20200517172631j:plainうおおお近い近い近い!!!!!

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f:id:oberoffer:20200517173554j:plainそして抜きながら橋の下を通過。この航路最大の魅せ場でしっかりやってくれましたねこの船は。

f:id:oberoffer:20200517174037j:plain淡路側ばっかだったので明石側の写真も一応載せておきます。しかしよくもまあこんなデケェ吊橋を架けたもんだよな。

f:id:oberoffer:20200517174558j:plainダイヤモンド富士ならぬ、ダイヤモンド明石海峡大橋

なお、似た光景は去年の5月に浜大津→新門司で阪九フェリーに乗った時にも見た*4

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ぐんぐん離れていく貨物船と明石海峡大橋

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f:id:oberoffer:20200522103250j:plain大阪から門司へ向かう名門大洋フェリー阪九フェリーに出会いました。

私が去年乗ったのはこの阪九フェリーの「いずみ」ですね。また九州も行きてえな。

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f:id:oberoffer:20200522104343j:plain穏やかな瀬戸内海に日が沈んでいきます。

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このCONCERTOという船は神戸をクルージングしているレストラン船です。

この船に出会ったということは、もう神戸港はすぐそこです。

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f:id:oberoffer:20200522105223j:plainすっかり日が暮れた神戸港へ入港。

下船準備を促すために、ここで船内放送でジャンボフェリーのテーマソングが流れます*5

「風が恋を運ぶ♪ 海を遠く渡り♪ 二人を結ぶ♪ ジャンボフェリー♪」

f:id:oberoffer:20200522110320j:plainこんぴら2は、定刻1845に神戸新港第三突堤に着岸しました。

ジャンボフェリー昼便4時間45分の船旅、春の瀬戸内海をのんびりと味わうことができて非常に良いものでした。

 

あ、そういえば運賃を言ってませんでしたね。この船旅、これだけ贅沢に瀬戸内海を味わえて、なんとお値段

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1990円!!!!!!安ッ!!!!!!

なお、深夜と土休日は+500円加算される(土日の深夜だと+1000円となる)ので注意。

f:id:oberoffer:20200522112353j:plainさて、こんぴら2との別れが惜しいところですが、駅へ行くバスがすぐに出てしまうのでゆっくりしている暇はありませんよ。

f:id:oberoffer:20200522112738j:plain神戸側は「神戸フェリーバス」が運行する“路線バス”扱いなので運賃210円を払わなくてはいけません。なおフェリー船内で乗車券を買っておくと200円で済みます()

f:id:oberoffer:20200522113838j:plain1900に神戸三宮に到着。

 

 

 

 

で、ここから新快速と特急サンダーバードを乗り継ぎまして

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f:id:oberoffer:20200522114749j:plain敦賀にやってきました。既にこの後の展開が読めている方も居ると思いますが、今回はここまで!次回は一体何に乗るのかなー(棒)

*1:当ブログに掲載している写真は一応周囲に配慮して迷惑にならないよう撮影しています

*2:2020年3月時点では日本→韓国だけ乗れたらしい

*3:潮風に当たりながらレンズを交換するな錆びるぞ

*4:アレもブログに書こうと思ってたんだけどね…忙しくて後回しにしてるうちに書く気失くしちゃったのよね…

*5:深夜便は早朝到着のため、深夜便利用客からは「目覚まし」と呼ばれているらしい