あにょりもっも

気まぐれ旅行記みたいなものを目指したなにか

近況報告

関西に甚大な被害をもたらしただけに留まらず、北海道に来るまで勢力を落とさなかった台風21号?だったっけ?による嵐でうるさくてよく眠れずに迎えた朝、眠い目をこすりながら札幌圏JR運休という情報を見ていたのが確か9月5日のこと。その日はJRが20時くらいまで止まったままだったりビニールハウスや街路樹が倒れたりしてることを除けばほぼ平穏な日でした。台風の時に「こりゃ停電するかもしれないな〜備えとかなきゃな〜」と言っていたのが大きなフラグであったことはこの時は知る由もありませんでした…

 

皆さんお元気ですか?私は元気にTwitterで暴れまわっています。いやぁアレだよ、こういう時こそ落ち込んでないで暴れなきゃあダメだべさ。

いやしっかし、なまら怖かったね。震度5強なんて初めてだったからもう家が崩れるんじゃねぇかと思ったよ。崩れないんだな。すげぇな日本の家屋。時間帯も夜中の3時8分だっけ?地震に叩き起こされた形よ。揺れが収まったからってとりあえずテレビつけたべさ。今考えると皆で一斉に普段は夜中かけないテレビなんてかけたのがダメだったのかもしれないね。震源地の近くにある苫東厚真発電所がまさか北海道全体の電力の半分も賄ってたなんて流石に知らんかったもな。

停電は3時30分頃。冬の停電経験もあるから、まぁ冬でもないし焦ることはないよねっつって寝たのさ。でも眠りが浅いうちに空が明るくなってきたのよ。9月といえど北海道の朝は早いからね。

朝起きて、まだ電気が来ないもんだから朝飯どうすっべってなって、ガスと水道は止まってなかったんで鍋で米を炊くっていうのをやって、なるほど電気が無くても大丈夫なんだなってなったね。思えば小学校の家庭科の授業以来だわ。やっぱし小学校の教育は大事だわ。

それで暫くは電話もネットも使えた(※電話はauの3Gケータイ、インターネットはmineoのドコモプラン)ので良かったんだけど、なーんか少しずつ電波が弱くなってきて、昼過ぎからau3Gの電波が無くなって、弱く生きてたdocomo4Gも夕方には遂に圏外に…冷たい水のシャワーを浴びた後に、急に真っ暗になっていく中に居て、この時が一番しんどかった。唯一の情報源は、手回し発電機を搭載した携帯ラジオ。避難所や給水所の情報を淡々とした口調で読むNHKラジオを子守唄に、普段なら絶対に見えない星まで綺麗に見えている真っ暗な街で眠る…こんな体験も悪くないのかもなと思ってたら、auケータイが突然光った!電波が回復しただと!?とっさに窓の外を見ると街路灯が点いている!やった!電気だ!!!!ってはしゃいでブレーカー上げにいきましたね(※通電火災予防のため停電時はブレーカーを落としていました)。

で、これで落ち着けると思ったら、ここからが大変だった。同じ街でもまだ停電してる地区が結構あったのよ。もちろんそこは信号も止まってる。スーパーも閉まってる(店の前で売ってるとこもあったけど、家に備蓄もあるし並んでまで買うものもないよなぁと並ばなかった)、ガソリンスタンドは長蛇の列(給油量にも制限があって、少ないガソリンのために長時間並んでガソリンを消費するという本末転倒な状況…ガソリン満タンにしといて助かったぜ…)。そして、何度も来る小さな余震によって、もはや揺れているのかいないのかわからなくなったね。うん、今もわかんないんだよね。

こんな状況下で、地震前に注文していたカメラとカメラ用品を届けてくれたヤマト運輸さんと郵便屋さんには驚かされましたわほんとに。

停電がほぼ復旧した昨日からスーパーへの入荷も回復してきて、JRも徐々に平常運転に戻ってきて、やっと落ち着いてきた(ただ未だにガソリンは品薄)のでこれ書いてるんだけど、節電しないとまた全道停電になるかもしれない状況らしいので、停電を乗り切るのにこれが役に立ったとかこれがあったらもっとよかったとかそういう話はもうちょっとしてから詳しく話そうと思うから待っててねー。

というわけで、震災の混乱の最中に届いたカメラを初めて使って撮った写真を貼って今日は終わりとします。北海道のみんなお疲れ様。内地のみんなは1年後とかでいいので良かったら北海道遊びにきてね。それじゃ、またねー。